診断事例

瓦の凍み割れ(凍害)による破損について

瓦屋根の経年劣化による不具合に「瓦の凍み割れ(凍害)」による破損があります。
この不具合は40年以上前に製造された瓦に発生しやすい傾向にあります。

オイルショックの頃(1970年代)に製造された瓦は燃料不足の問題で燃焼温度が低く、よく焼成されていないため吸水率が高くなっています。
瓦の凍み割れは、吸水率が高い瓦に発生しやすく、瓦の表面から吸い込んだ水分が瓦の内部で凍結し膨張してしまい、破損してしまう不具合となります。

瓦の凍み割れは、特に日当たりの悪い(乾かない)屋根で発生しやすく、20年ほど前の瓦でも、立地条件によっては凍み割れてしまうケースがあります。

対策と屋根修理の方法

・凍み割れた瓦の枚数が少ない場合は、差し替え工事で対応可能です。

・凍みわれた瓦の枚数が多い場合は、差し替えなかった瓦が何年かすると凍み割れてしまう可能性が高いため、 

 葺き替え工事のご検討が必要となる場合もあります。

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